Laitilan(ライティラン)
Laitilanは、醸造所をつくることを夢見た新進気鋭の実業家たちにより、1995年にフィンランドのライティラの町にあるFazer社の古い「卵の穴あけ」工場(Fazer Mignonチョコレートエッグを作るために卵に穴をあけて空にした工場)で、昔ながらのソフトドリンクを作ることから始まりました。当初は経済的に余裕がなく、適切な醸造設備を購入することができなかったため、1997年にオイバ・サイダーを製造。このサイダーが評判を呼び、事業が飛躍的に拡大しました。
1999年、地元企業のスクラップの中から発見した古い酪農用タンクと、配管工事会社から購入した蒸気発生器(凍結したパイプを解凍するためのもの)をタンクに接続したところ、なんとライティラ社初の醸造設備が完成したのです。これを使って醸造されたクッコ・スチーム・ビールにちなんで、この醸造設備には「スチーム・ビール・ボイラー」と名付けられました。
現在、Laitilanはフィンランドで4番目に大きな醸造所に成長し、また「フィンランドで最も環境にやさしい醸造所」とグリーンピースに認められました。Laitilanのビールは風力、太陽光エネルギーを使用して製造されています。